中国人の子供…4歳?にしては小さくない?
マクドナルドでコーヒーを飲んでいたら、隣の席に子供を連れた中国人親子が座って来た。その子は、まだはっきりした言葉は話せないみたいだ。
「だー!あー!ママー!」と言葉を発している。見た感じ、2歳くらいの子だろうか。
見ていると、その子はクリクリした目でこっちを見て来てにこっと笑ってこっちに来た。
はは、なかなか可愛いじゃないか。
コーヒーを飲みながら、その子の親に聞いてみた。
「可愛いですね。何歳なんですか?」
すると驚く答えが。
「もうすぐ4歳」と…
え?4歳?4歳にしては小さすぎでしょ?聞き間違いでは?
そう思って、再度聞き直して理由がわかった。
ははぁ…そういうことか。
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年齢の数え方が違う
その子のお父さんは、もう少しで4歳と言ったが、それは中国の一部地域での年齢の数え方だからだ。確認したら2015年1月生まれ、つまり、日本の数え方ではまだ2歳になっていなかった。
2歳ならこの子の小ささも納得できる。
どうして2歳も違ったのか
では、具体的にどう数えたら2歳も変わってくるのか。解説したい。この子の地域では、生まれた瞬間に1歳と数えるそうだ。
韓国もそうだが、お腹の中にいる約1年の期間も年齢にカウントするという方法だ。(お腹の中にいるのは10カ月くらいでは…というツッコミは無し)
で、さらに、この子の地域では、誕生日ではなく、旧正月の時に年齢が一つ増えるそうだ。
つまり、日本では1歳11ヶ月の2015年1月生まれのこの子は、上記カウント方法で年齢を数えると、
2015年1月に生まれたとき1歳
2015年の旧正月(1月末か2月初)で歳が増える=2歳
2016年の旧正月(1月末か2月初)=3歳
2017年の旧正月(1月末か2月初)=4歳
と、なる。
今度の旧正月は2017年1月28日なので、もう間も無く4歳になるのである。
日本の数え方では1歳11か月なので、2歳近い差ができてしまうのだ。
生まれた次の日に2歳?
この数え方だと、生まれた次の日に2歳になることもありえる。例えば来年の2017年1月27日に生まれた場合だ。
2017年1月27日の生まれた日=1歳となり、
翌日の2017年1月28日は旧正月なので、さらに年が増え、2歳になるのである。
生まれて2日目ですでに2歳か…うーむ、なんかわかりにくい…
中国では年齢を聞かない。西暦何年生まれ?と聞く
中国人同士でも、「何歳?」ではなく「西暦何年生まれ?」と聞くことが多い。なぜか?
答えは簡単。相手の本当の年齢がわからないからである。
中国は広いため、地域によって年齢の数え方はまちまちで統一されていないのだ。
日本のように生まれた時0歳の場所もあれば、1歳のところもある。また、誕生日に年齢のが増えるところもあれば、旧正月で年齢が増えるところもあるのだ。
これでは年齢を聞いても本当のところはわからない。
一方、生まれ年が西暦何年かを聞けば間違いない。年齢の数え方には影響されないからだ。
中国で年齢を聞きたい時は
なので、中国で中国人に年齢を聞きたい時は、「何歳?」と聞いてはいけない。
「西暦何年産まれ?」と聞こう。
※もちろん、女性など、年齢を聞くのが失礼な場合もあるので、それは気をつけてほしい。(年齢を聞いて失礼かどうかの感覚は日本と同じである。)
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老街人