香港のICBC(中国工商銀行)で銀行開設した。行員とのやりとりの全部。

香港のICBC(中国工商銀行)で銀行開設した。行員とのやりとりの全部。
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香港で銀行を開設したい

本土に銀行口座はいくつか持っていて、人民元を預けているが、香港ドルは全て手元に持っている。本土の口座で香港ドルを使えるようにしてもいいのだが、どうせなら香港の銀行に預けておきたい。

ということで、香港の銀行口座開設に挑戦してみることにした。

※なお、私は非香港居住者(深セン在住)である。香港居住者、香港で働いている人なら問題なく開設できると思う。以下はその前提で読み進めてほしい。

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前回は必要書類が足りず失敗

文末にその時の記事のリンクを貼ったが、実は一度開設しようとして失敗している。

その時はパスポートと現在(中国)の住所証明を持って行ったのだが、住所は自宅(日本)のもので、しかも英文でなければならないとのこと。

複数の銀行に聞いたが、全て同じ答えだった。パスポートに加え、「英語」で、「日本」の「三か月以内」の住所証明が必要らしい。



日本の銀行口座の英文の残高証明を申請

ということで、英文の住所証明を取得して再挑戦することになった。

住所証明は公的機関で発行されているものならなんでもいいらしい。(役所で出したものはもちろん、電気水道などの請求書で住所が入っていればOK)

だが、「英語」でなければならないというのがネック。普通の請求書は日本語だからダメなのだ。

行き着いたのが、銀行の残高証明。

銀行の残高証明は頼めば英文で出してもらうことが可能で、英文だと、住所も英語で表記してくれる。

ということで、新生銀行に即国際電話。英文で名前、住所が入っているかどうかを確認し、発行してもらうことにした。

英文は有料となり、手数料が税込で1080円かかったが、仕方ない。



ICBCでチャレンジ

さて、手元に残高証明が届いたので、香港ICBC(中国工商銀行)で銀行開設にチャレンジした。

ちなみに中国本土のICBC(中国工商銀行)の口座はすでにもっている。

警備員のおっちゃんに、日本人なんだけど、口座を開設したいと伝えると、担当者がいる個室に案内された。

「あのう、日本人なんだけど、口座開設したいんですけど」

担当者にそう伝えると、口座開設の目的を聞かれた。

「今深センにいるんだけど、本土の銀行は不安もあるので、まとまったお金を預けておきたいんですよね」と答えると、

「外国人は香港で住んでいるか仕事をしてないとダメです。とりあえずお金を預けておきたいという理由だけでは開設できないので、また次回来てください」と言ってきたのである。

ダメなのかい…。o(`ω´ )o

しかし、前回香港の銀行数行に問い合わせた時にはそんな話を聞いてない。英文の住所証明さえあれば開設できると、どの銀行でも異口同音に言っていたのだ。だからこそ英文の証明を取り寄せたのだ。金と手前をかけてここまで来たのに引き下がるわけにはいかない。

「でも、前回は目的に関わらず、パスポートと日本の住所証明が英文であれば開設できると言われたんですけど。それでわざわざ日本の銀行から英文の住所が入っている残高証明を取り寄せて今日また来たんですよ。」

と少し強気に出た。

すると、担当者は、

「誰に言われましたか?担当者は?」

と聞き返して来た。

もちろんそんなの覚えていないので、

「誰かは覚えていないですけど、そう言われたんです。何度も確認して、外国人は「パスポート」、「英文の日本の住所証明」があれば開設できると言われました。そう言われたから、お金と時間をかけてその準備をして、また来たんですけど。」

そう言うと、

「うーん…ちょっと待ってください」

と言い、部屋を出て行った。おそらく上司と相談しに行ったのだろう。



1万ドル用意できれば開設可能

数分後、担当者が戻ってきた。

そして、こう言った。

「わかりました。今1万香港ドル(今のレートで約13万円)預けてくれるなら開設は可能です。」

強気に出たらオーケーだった^_^

結局は責任者(担当者)次第ということか。

1万香港ドルというのは、ICBCの推奨最低残高で、残高がそれを下回ると毎月15HKDの口座維持手数料(1年目は無料、2年目から適応らしい)がかかるのである。

なので、まず最初にそれを預けろという。金額が少し高いが、ただ口座を開けてお金を預けてもらえない冷やかしの客を排除したいということなんだろう。

逆に今パッと1万HKDを用意できるなら、銀行としてもとりあえず信頼できる顧客だということだ。

「じゃあ、今お金用意してくるから。1万HKDでいいんだよね?閉店時間の5時まで来ればいい?」

と念を押し、一度銀行を出た。そして、すぐ1万香港ドルを現ナマで用意して戻って来た。



あとは問題なく開設できた

1万香港ドル持って来た、と伝えると、あとは普通に作業を進めてくれた。

ていうか、担当の人、実はなかなか愛想良かった。

いい人じゃん^_^

行員が口座の作成作業を進めている間、和気あいあいと雑談した。「日本のどこから来たの?日本は旅行で3回言ったことがあるけど良いところだった、おすすめ観光地はどこ?」なんてことを色々聞かれ、最近は海外からマナーのない嫌な客もたくさんいて仕事は大変だ、なんていう身の上話までしてくれた。

いやぁ、大変だね。今日は色々とありがとう、と伝えると、笑顔で「いやいや、これが仕事だから…」と言っていた。

最後は、わざわざ外にあるATMまでついてきてくれて、香港以外で現地通貨でおろせる設定もしてくれた。

ありがとうありがとう。

書類作成、登録し、インターネットバンキングの登録、1万HKDのお金を預け、香港以外でも使えるようATMで設定などを行い、トータル1時間半くらいで終了した。

ちょっと苦戦したが、これで無事に香港で銀行口座を持つことができたのである。

開設成功!
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