中国では水道水が飲めない
日本では水道水が飲めるのは当たり前だ。蛇口をひねればそのまま飲めるのは常識である。だが、中国ではそうはいかない。水道水の管理基準は日本よりはるかに低く、歯磨き程度は問題ないが、そのまま大量に飲んだらお腹を壊してしまう。
深センはまだいい方で、煮沸させれば問題なく飲料水や料理に使えるが、中国の田舎の地域では水道水は臭くてとてもじゃないけど口に入れられないらしい。
日本は水道水がそのまま飲めるんだよ、と中国人の友人に言ったら、「ハハハ、冗談でしょ?」と信じてもらえなかった。
そう、中国では飲料水は買うのが当たり前なのだ。うちでも飲料水を買っている。
こちらが購入している水のボトル。
右の小さいペットボトルは570mlのもの。
中国ではどこにでも水屋があって、電話一本で配達してくれる。
1本18リットル入っていて、水のメーカーで値段が異なる。
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中国でウォーターサーバーは使うな
で、このボトルから出して使う訳だが、一般的に使われているのはウォーターサーバーだ。中国語では、饮水机と言う。大きいのも小さいのもあり、電熱線が入っててそのままお湯を出せるタイプなど様々あるが、基本構造は同じで、ボトルを逆さまにボコッと差し込んで、下の取水口のレバーを動かすと水が出るようになっている。
で、このウォーターサーバーだが………
中国では使わない方がいい!
なぜか?
ちゃんとメンテナンスしないと雑菌がめちゃめちゃ繁殖しやすいからだ。
ウォーターサーバーのボトル差し込み部から取水口まで細いパイプがで繋がっている。そしてそこには常に水が溜まった状態になっているので、しばらく使っていると、そこで菌が繁殖し、茶色いぬめりとなるのである。
見えにくいが、ボトルがささっているところの奥の方を細いブラシで清掃して愕然とした。ドロドロの水垢が大量に取れたのだ。
こ…こんなところを通過していた水を飲んでいたのか…!
日本のちゃんとしたメンテしてくれるウォーターサーバーならいいが…
じゃあどうする?
なので、ウォーターサーバーではなく、水が溜まらない、単純構造のものがいい。簡単な手押しポンプ式や、逆さまにしてそのまま水を出すタイプもある。
これなら菌が繁殖するところはほとんどなく、簡単に洗浄できるので衛生的だ。
自分でウォーターサーバーを使っている方は一度中を見てみてほしい。
メンテをちゃんとしていないと、結構ヤバイ状態になっているはずだ。
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この記事へのコメント
PMZ
一応、専用の洗剤とか売っているのですが、面倒で数年に一度ぐらいしかやりません本当は一か月に一度(だったかな?)ぐらいはやらなければいけないらしいです。
その代り、ウォーターサーバーからであっても、そのまま飲むことはなく、必ず沸騰させていますね、今は。
今のウォーターサーバーが壊れたら、お勧めのキャップ式のを検討してみようかな。(工事現場の人とかがよく使っていたから、これまでは貧しい人が使うものみたいなイメージがあったのですが、この記事を読んで考えを変えました)。
*昔はウォータータンクを契約していると、頼みさえすればお店の人が清掃にやってきてくれたんですけどね。今はどうかな?
ペッペケ
店の人が清掃してくれるサービスがあったのですか。それはいいですね。
私はめんどくさがりなので…清掃のいらないシンプルな給水口タイプにしました。
f^_^;