中国で、理不尽なマナー違反でイラっとした時の心の持ち方のヒント

中国で、理不尽なマナー違反でイラっとした時の心の持ち方
IMG_0261.JPG

中国で起きるトラブル

中国生活していると、理不尽なことを言われたりされたり、マナー違反に直面することは避けられない。

ずっと並んでいたのに横入りされて自分が地下鉄に乗れないとか、運転手のバスの路線が変えられて全然違うところで降ろされたりとか、ボッタクられたりとか、インターネットの作業員が約束の時間に来ず、連絡も来ないので電話したら「やっぱり明日行く」と言われるとか…。

細かいことを挙げたらキリがないが、日本ではありえないようなトラブルやマナー違反によく直面する。

なんで?なんそんなことするの?と、思うことも結構ある。

そういう時、私はイラっとしてしまうことがあるのだが、最近ちょっと見方を変えなきゃなぁ、と思うことがあった。

スポンサーリンク


Mさんの話

最近、仕事の関係で知り合ったMさんという方と食事をご一緒させていただいた。

Mさんは中国と日本を股にかけて活躍している日本人ビジネスマンで、中国での経験も長い。

で、中国人のマナーに話が及び、

Mさんも上記したような気持ちにさせられることがよくあると言っていた。

「やっぱり、結構イラっとさせられることがありますよね。」

私がそう言うと、

Mさんは

「そうですよね、私もそうだったんですけどね…。でも、最近はかなりイライラせずに済むようになりました。見方を変えたんです。」

「え。そうなんですか。それはすごいですね。何か秘訣でもあるんですか?」


そう尋ねると、Mさんは語ってくれた。

その秘訣とは…。


「心から許すこと」

その秘訣とは、「心から許すこと」だという。

え?許す?

でも、話を聞いて妙に納得できた。

Mさんは、こう続けた。

「秘訣ってほどじゃないですけどね。許せる範囲なら、心から許すことにしたんですよ。

もちろん、ほとんどの場合、相手側に問題があって、言わないとダメだってこともあるかもしれないけど、彼らは正しいことを言っても結局ダメで、謝りもしないし、結局自分がイライラして終わっちゃうんですよね。

で、結局残るのはすんごい不快感。だったらもう、許そうと。綺麗さっぱり心から。

そしたら、その方が自分にとってずっと得だって気づいたんですよ。

あと、金銭的な損害が数元とか数十元とか例えあっても、日本円で考えたら実際大した金額じゃないんですよね。

客観的に金額を考えたら、それくらいか…って思えるようになって、イライラするくらいならもう綺麗さっぱり許してあげることにしたんです。

大変な環境で育ち、こうでもしないと生活できないんだろうな。そう思うと、それくらいあげちゃってもいいかなって。

そう考えると、ちょっとした理不尽な対応されてもイライラしなくなったんですよね。」



妙に納得

うーむ、妙に納得してしまった。

なるほど…

例えば騙されて10元(150円)損したとしよう。完全に相手が悪いケースである。

しかし…

文句を言った場合、仮に取り返せたとしても、確かに、かなりイライラさせられ、かなりイライラした上取り返せない事だってある。それだけ精神的苦痛を味わって、取り返すのはわずか150円である。精神的苦痛は金額で表せないが、150円なんかで済むものではないだろう。

一方、Mさんのように許してしまえば、ペットボトルコーラ一本分150円の損失で終わり。さらに、彼らにあげたんだ。と思えば、気持ち的にはかなり穏やかでいられるだろうなぁ。

うーむ…うーむ…。


実際には難しいこともあるけど

しかしながら、中国で生活していると、上記のように済ませるのが難しいような案件も出てくる。

冷静な時は客観的に物事を見れても、いざ理不尽な問題に直面するとイラっとしてしまうのが人間だ。

そして、相手の不正を許してしまうのは問題なんじゃないか…?とも思う。

でも、安定した心を持つための1つの秘訣として、「心から許してしまう」というMさんの話はすごく説得力があると思った。

中国で長く生活するための知恵なのかもしれない。

スポンサーリンク


記事が楽しめたらブログ村ポイントにご協力ください(≧∀≦)
1台のパソコンから1日1回のクリックのみ有効です(^人^)
ここ押すだけです〜↓
【ブログ村ポイントありがとうございます】

この記事へのコメント

【このサイトの全ての記事一覧】を見る


楽しめたら↓ポチッとお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ 深セン情報へ
【最新記事(トップページ)】へ

今日の人気記事

中国語マンツーマンオンラインレッスン!
無料体験はこちら!【SpeakMandari】


スポンサーリンク