中国香港の電圧とコンセントプラグと周波数の話。旅行前にすべき準備と確認は?

※2018年7月27日更新

中国と深センは日本と電圧もコンセントのプラグ形状も周波数も異なる。

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海外旅行、移住をするとなると気になるのが、持って行った電気製品が使えるのか、ということ。

中国、香港の電圧、プラグ、周波数の話をまとめてみたので、参考にしてほしい。

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気にする必要があるのは、プラグの形状と電圧と周波数

海外旅行で気にする必要があるのは3点。

「1、プラグの形状」と「2、電圧」と「3、周波数」である。まずこれについて簡単に説明したい。

1、プラグの形状
日本はプラグの形状は一種類しかなく、日本にいる間は、種類など考えたことがないと思うが、日本のプラグはタイプAと呼ばれる形式だ。

違う形だと、物理的にコンセントに挿し込むことができないため、変換コネクタをかませて、挿し込めるようにしなければならない。

世界各国プラグとコンセントの一覧
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2、電圧
もう一つ考えなければならないのは電圧だ。プラグを挿しこめて通電しても、電圧が違うと電子機器は正常に働かず、壊れることもある。電圧は必ずチェックしておこう。


3、周波数
中国と香港は50ヘルツ、日本は東日本が50ヘルツ、西日本は60ヘルツである。

今はヘルツフリーの機器はほとんどなので、気にする必要がある…と書いたが、基本的には問題とはならない。

下の方で詳しく書きたい。



香港のプラグ形式

さて、上記3点を踏まえた上で、下を読み進めてほしい。

まずは、香港のプラグ形式だ。

香港で使われているプラグ形式はタイプBFと呼ばれる、この巨大なやつ。
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香港のプラグは、このタイプで統一されている。なので、香港で買った電気製品、住宅、ホテルなどの壁の電気のコンセントもこの形になっている。

コンセントはこれ。穴が3つあいている
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※ただし、輸入製品などは別のプラグ形式になっている場合もある。



香港で日本のプラグを使うには

なので、当然日本のタイプAのプラグは挿せない。

日本のタイプAプラグを香港で使用したい場合は変換コネクタが必要だ。

マルチ変換コネクタ
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このように使う。
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空港で買うと高いので、香港に行くことが決まったらいくつか買っておくといいだろう。

写真のような簡易タイプなら通販で数百円で買える。BFタイプであれば香港で使用可能だ。



香港の街中の雑貨屋で買うのが安いが、上記日本の通販でも数百円で買えるので、持っていないなら出発前に数個買っておくのが無難だろう。



中国のプラグ形式

中国のプラグ形式は全く統一が図られていない。

なんと、中国で使用されているプラグ形式は、A、B、B3、BF、C、SE、Oタイプである。

中国では、全ての形式が使われている。
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一覧の全てのプラグが使用されているのである。なので、中国で売られている延長コードはいろんなタイプに対応できるようにマルチになっている。

中国の延長コードはマルチ対応タイプが普通
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中国は広いので場所によって異なるかもしれないが、深センで最も多いのは、表の一番右下のタイプOの3本足タイプ、その次に日本と同じAタイプだと思う。(あくまで私の意見)



中国で日本のプラグを使うには

中国には日本と同じAタイプも多いので、変換コネクタは必要ない。日本の電子機器はそのままコンセントに挿すことができる。

これが一般的中国コンセント。複数のタイプに対応している。
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ここに日本の形式、タイプAのプラグをそのまま挿すことができる。
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ちなみに下は3本足のタイプOが挿せる
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対応電圧をちゃんと見ておこう。

さて、上記したように、日本の電子機器を持っていった場合、香港はプラグの変換コネクタを使えばいいし、中国はそのまま挿すことができる。挿せば当たり前だが、通電する。

ただ、その前に電子機器の対応電圧を確認しておこう。

なぜなら、日本は100ボルト、香港と中国は220ボルトだからだ。

日本の100ボルト専用の機械を220ボルトに接続するとあっという間に壊れてしまうので、気をつけよう。



対応電圧はどこでわかる?

電子機器には必ず対応電圧が書いてあるのでそこを見れば良い。

本体裏や下、アダプタに書いてあるので、見てみよう。

ここに220ボルト対応と書いてあれば、そのまま中国、香港でも使用できるのだ。

100V-240Vと書いてある。
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これはつまり、100ボルトから240ボルトまでの電圧に対応していると言うこと。220ボルトの中国香港でもそのまま使用できる。

日本専用の電化製品で100Vと書いてあるものを中国、香港でコンセントに挿したら一発で壊れるので気をつけよう。

なお、パソコン、スマホ、カメラなどは国際規格で、100V-240V対応のものがほとんどだが、ひげ剃りやドライヤーなどは100V専用であることが多いので注意が必要だ。

ちなみにこれは220ボルト-240ボルトのみ対応。逆に日本では使えない
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100ボルト専用だったらどうする?

100ボルト専用のものは、外付けの変圧器が必要である。どうしても使う必要があるなら、変圧器を買っておこう。


高価な電気製品などを使う予定なら、精度や安全性を考え少し良いものを用意して置いた方が良いかもしれない。



香港中国の周波数は50hz

次に、周波数について書きたい。

上記したように、香港と中国の周波数は50hzである。日本は特殊で東日本が50hz、西日本が60hzとなっている。

なので、50hzの東日本エリアから電化製品を持って来るなら全く問題ない。

では60hzの西日本から電化製品を持って来る場合はダメなのか?という疑問が生じるが、そうでもない。

基本的に今の電化製品は50-60hzのどれにでも対応できる「ヘルツフリー」だからだ。なので特に気にすることはないだろう。

50-60hzと書いてある
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本当にごく稀に、古い電化製品などで、「60hz専用」と書いてあるものについては不具合が生じるかもしれないので、念のため持って行く電化製品を見てみよう。



まとめ

さて、最後にまとめると、

プラグ…香港は、変換プラグが必要、中国は変換プラグはいらない。

電圧…香港も中国も電圧が違うので、持っていく電子機器が対応かどうかを確認する必要がある。

周波数…基本的に気にしなくて大丈夫。


ということである。

これで、旅行に必要な電子機器の準備はバッチリだ!

【参考記事】
香港、中国の短期旅行で使えるSIMカードをまとめました。
日本人が中国で携帯電話を使うには?旅行に行くときの格安SIMカード調査比較まとめ


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