※2018年3月1日更新
ユズではない。ヨウズ
香港、中国深センではこれから冬期にかけて、柚子(ヨウズ)という果物が出回り、よく食べられる。※2017年8月31日更新
2017年は8月末からスーパーで売られ始めた。
え?ユズ?と思った方もいるかもしれないが、そうではない。
漢字では日本語の「ユズ」と書くが、日本語の「柚子」と中国語の「柚子」は違うものを指すのだ。
中国語で「you zi(ヨウズ)」と発音するこれは、日本語ではブンタン、ザボンと呼ばれる柑橘系の果物である。
見たら一瞬でユズとは全くことがわかるだろう。
木になっているブンタン
大きさにびっくりするかもしれない。柚子(ヨウズ)は大きさが赤ちゃんの頭ほどある、巨大な柑橘系果物なのである。
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皮の剥き方、食べ方
巨大すぎるので、初めて見たらどうやって食べるのか?と思うかもしれない。食べ方を写真で解説しよう。
これが柚子(ヨウズ)
中央にぐるっと一周包丁で切れ込みを入れ、手で剥がすと、綺麗にパカっと皮が剥がれる。切れ込みが深すぎると中の実が切れてしまうので注意
同じ要領で下側の皮も剥がすと中身を取り出せる
巨大だが、柑橘系なので作りはみかんと一緒。中の実を剥がす。薄皮は硬くて食べられないので剥いて食べる
一つずつ剥きながら食べてもいいし、食べる分を先に剥いて一気に食べてもいい。私は個人的に後者がオススメ。
赤肉のヨウズもある。
赤肉と黄色肉のヨウズ
味は?
甘みとほのかな酸味が程よく合わさった柑橘系の味である。グレープフルーツに結構近い味だと思う。大きいので味がボケているのか、と思うかもしれないが、決してそんなことはない。しっかりとした柑橘系の果物の味がする。
みかん、グレープフルーツ、レモンなど、柑橘系好きな私にとってはめちゃめちゃ美味しいと感じる味わいだ。
そして、何より柚子(ヨウズ)を他の柑橘系果物と異ならせているのはその大きさ。みかんやグレープフルーツでは経験したことのない食べ応えを感じられるのである。
大きな果肉の塊を口いっぱいに頬張り、咀嚼し、それをジュワッと吹き出す大量の果汁と一緒に飲み込む快感は、この大きさの柚子(ヨウズ)ならではの楽しみ方だと思う。
柑橘系好きなら、必ず満足できる果物である。
これはAEONで売っている、すでに剥いてあるやつ
激安で買える
また、中国は果物が安い。日本から来ると激安だと感じるだろう。楽天市場で検索→ブンタン
Amazon.co.jpで検索→ブンタン
深センの果物屋やスーパーでは、10月現在、柚子(ヨウズ)は1斤(500g)5-6元で売っているが、もう少しすればもっと安くなる。1つあたり日本円で50円くらいかそれ以下で買えるようになるはずだ。
深センや香港の秋から冬期の定番果物、柚子(ヨウズ)。この時期に訪れたら、ぜひ食べてみてほしい。
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