深センのスーパーで
先日の話である。深センのスーパーで買い物をしてレジでお金を支払った。商品の合計額は27元。
100元札を出し、お釣りを受け取り、確認すると、70元しかなかった。
「あれ、お釣り73元でしょ?3元足りないよ。」と伝えると、店員のオネーちゃんはチッと軽く舌打ちをして3元を渡してきた。
おいおい、自分が間違ったのに、謝らない上、舌打ちって…
と思ったが、まぁ、ここは中国、これくらいは仕方ない。
お釣りの73元を受け取って帰った。
その次も…
そのスーパーは家の近くにあり、よく利用する。で、別の日に買い物をしたのだが、レジ担当はその日も前回と同じオネーちゃん。そして、なんとその時もお釣りの端数が足りなかったのである。
それを指摘すると、これまた前回と同じ反応。舌打ちしてその差額を返してきた。
おいおい…2回連続お釣りを間違えるなんて、レジ担当の資格ないんじゃないか?
そう思ってその日もレジを後にした。
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故意にお釣りを少なく渡していた
その店員はお釣りを間違えたんだとてっきり思っていたが、どうやらそうではなかったようだ。ひょんなことから近くに住む友人たちとそのスーパーのレジ店員の話になり、なんと超高確率でお釣りの端数を渡されていなかったことがわかったのだ。
友人3人とも、その店員からお釣りをもらう時は、ほぼ毎回端数を切られて返されていた。
客に気づかれたら同じように返していたが、おつりを確認せずにそのまま財布にしまってしまう客もいるだろう。
友人の1人いわく、店員はごまかしたお釣りを着服しているのだという。
手口はおそらくこうだ。
店員の盗みの手口
故意にお釣りの端数を数元少なく客に渡す。客に気づかれたら、あくまで間違えた体で差額を返す。少額であり間違いは誰にでもあるので、怒り出したり、問題になる可能性はほぼ皆無だ。
客に気づかれなかったら、その差額をポケットに入れて着服。レジのデータとの差額はないので気づかれることもない。
一度に盗むのは僅か数元なので、客も一度財布に入れたら気づくことはない。
しかし、一回数元の盗みを勤務時間内に何度も繰り返せば、結構な金額になるだろう。
モラルの低下なのか
一度に数元であっても盗みは盗みだ。これはれっきとした犯罪なのだ。
その店員はおそらくまだ10代。見た感じは普通に女の子なのに、こういうことをして心が痛まないのか…。
きっと良心は麻痺し、盗んでいる感覚もないんだろう。
モラルの低下なんだなぁ。
なんか悲しい。
数元取られそうになったが、怒りの感情より、悲しさの感情が強い気がする。
お釣りは確認しよう
こういうことは少なくはないのかもしれない。それに、本当に店員が間違ってしまうこともあるだろう。
中国でも日本でも、国にかかわらず、お釣りをもらったらその場で確認するのが自分を守り、そしてレジ店員にとっても親切なことなのかもしれない。
特に海外旅行の時は気をつけてほしい。
【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます
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この記事へのコメント
bigpaddy
ソレ、店の管理者にクレームするべきですよ。知らせて、然るべき制裁を受けるべきです。
ペッペケ
次やられたら言おうかと思います…が、ちゃんと対応してくれるかちょっと心配です。