日本式銭湯「極楽湯」が中国上海で大人気!武漢でも!深センは?

日本式銭湯極楽湯が中国上海で大人気!武漢でも!深センは?
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日本のスーパー銭湯「極楽湯」が中国に進出していた!

「極楽湯」といえば、国内で40店舗のスーパー銭湯をチェーン展開するジャスダック上場企業である。

日本の極楽湯は400円代〜(店舗で異なる)で気軽に行ける銭湯だが、"スーパー"銭湯と言われるだけあって、設備が素晴らしい。開放的な浴室には各種温度の広々とした浴槽がいくつも設置されている。他の設備も充実していて、サウナで汗を流すもよし、露天風呂でゆっくり湯浴み(ゆあみ)を楽しむのもよしだ。

また、レストラン付きの休憩室も完備されているため、休みながらまったりとアイスを食べる幸せもある。温泉水ではなくあくまで沸かし湯だが、入浴施設としてコストパフォーマンスは高く、自称温泉マニアの私も帰国するたびに1ー2度は極楽湯を利用している。

その極楽湯が、なんと、中国上海に進出していたのだ!

極楽湯グループは日本と同じクオリティの「スーパー銭湯極楽湯」を初の海外店舗として2013年に開業させ、2年後の2015年にも同じく上海に2号店をオープンさせていた。

極楽湯のホームーページによると、9つの浴槽、岩盤浴、サウナなどを備えており、写真で見た感じでは日本と同じ全く同じ雰囲気の作りである。

それにしても、中国で極楽湯に入れるとは・・すごいことである。

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めちゃくちゃ高いが、めちゃくちゃ人気があるらしい

しかし、この上海の極楽湯は、入浴料がめちゃくちゃ高い。なんと128元なのである。

128元というと、現在のレートで日本円で約2000円だ。日本では400円で入れるところもあるので5倍近い値段である。

た・・高い・・!

しかし、この超高額の値段設定にも関わらず、相当人気が高いらしい。寒い日には入館まで2ー3時間待ちという混雑ぶりだとか。

金に糸目をつけない金持ち中国人には128元程度の価格は全く気にならないだろう。良いものは良い。日本式スーパー銭湯が良いから行くのだ。

足しげく通う駐在日本人も多いだろう。中国生活の疲れをいやすため、日本の数倍の入館料を払ったとしても、時々足を運んでしまう気持ちになるのはわかる。

確かに、中国には日本の銭湯のようなところがないので時々行きたくなる。毎日30度越えの日が続いている深センだが、こういう暑い日はゆっくりと大浴場の湯船に体を委ねたくなるものだ。こういう日に銭湯に行くと“1万パーセント”気持ちいいだろう。


この値段設定は正解だ

「入浴料128元」は日本と比べるとかなり高額だが、経営者としての観点から考えると、この値段設定は正解だと思う。言い換えれば、この値段設定は日本と同等の品質のスーパー銭湯を提供するための必要条件なのである。

なぜなら、この値段設定にすることによって、いわゆる現地の清潔という概念がない人を排除することができるからだ。

最初、「極楽湯が中国に進出した」と聞いて、大丈夫なのか?と思った。なぜなら、現地の人が平気で浴槽の中にたんを吐いたり、浴槽を子供のトイレ代わりにすることが容易に想像できるからだ。現地で彼らの日常を見ている限り、絶対に綺麗には使用してくれない。これは偏見ではなく事実だ。

しかし、この値段設定を見て、「なるほど、これは経営方針として正しい」と思った。

そういう事を行う人の多くはマナーという概念を学んでこなかった人たちだ。逆に言うと高額の入浴料を払えるほど収入がある人は、社会的立場があり、常識やマナーを比較的守れる人たちなのだ。

入浴料を超高額に設定することで、客の数を減らし、客層をマナーを比較的守れる層に絞ることができる。さらに、この値段設定なら、日本の何倍もの清掃スタッフ雇い、清掃レベルを上げることができる。結果、清潔な"日本式"浴室環境を保てるのだ。


中国で銭湯を開業するのは簡単ではない

中国で日本式銭湯を開業することは決して簡単なことではない。ゴミだらけの現地の日常を見ていたら普通は躊躇してしまうだろう。

しかし、極楽湯グループは汚される要素を減らし、あとはひたすら清掃するということを、入浴料金の超高額設定という手段で実現したのだ。

素晴らしい。

スーパー銭湯の中国進出を実現させた極楽湯のプロジェクトチームに、心から賛辞を贈りたい。


で、めちゃめちゃ儲かっているらしい

極楽湯の経営状況のデータを見ると、この上海の2店舗だけで、なんと社全体の利益の20パーセント以上を稼ぎ出しているらしい。

国内に40店舗もあるのに上海の2店舗だけで!?全体の2割超え!?

2ー3時間待ちの盛況ぶりで1人2000円の入浴料を取っていたらそうなるのか・・。それにしても凄い。

極楽湯の勢いはとどまらない。まもなく武漢に中国3号店がオープンする予定らしく、最終的に中国国内で100店舗を目指しているとのことだ。

上海の極楽湯が極楽湯グループの"ドル箱"となっている現状を考えたら当然の経営方針だといえよう。上海以外の初めての都市である武漢での手応えを感じたら、同社は国内の各都市で一気にチェーン展開するだろう。

この勢いなら、深センに進出するのも時間の問題だ。


深センにもできるかも?

深センにもここ数年以内に極楽湯ができるかもしれない。

日本で400円台で入れるものが128元(2000円)・・・。そう考えると高いなぁと思うが、中国で日本と全く同じ極楽湯に行けるというのは素晴らしいことだ。

もしできたら時々行ってしまうかも・・・。

深センに極楽湯ができる日を期待しよう!

とりあえず、次回日本に帰った時、スーパー銭湯、温泉に入りまくって来よう。

こちらは武漢オープン後の記事です。
極楽湯の中国3店舗目が武漢にオープン。人気のあまり和楽湯という偽物も!!?




【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます

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この記事へのコメント

  • 佐藤

    武漢市武昌に住んでいます。
    オープンを楽しみにしています。
    2016年11月07日 19:22
  • ペッペケ

    >佐藤さん

    コメントありがとうございます!オープンして行ったらまた情報コメントいただけると嬉しく思います
    2016年11月08日 01:09
  • pmz

    本当に早く深センにも進出してきて欲しいですね。ちょっと高いけれど、たまには入りたいです。

    *一つお願いなのですが、可能であれば、最近のコメント一覧のようなものを右の側に作っていただけないでしょうか。頂いた回答を探しにいくのが大変なので。よろしくお願い致します。
    2016年12月30日 20:31
  • ペッペケ

    そうですねぇ。進出してきたら一度は行ってみたいです。
    リクエストもありがとうございます。早速最近のコメントを右(スマホ版は下)に追加しました。よろしくお願いします!
    2017年01月01日 02:10
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