トマトは野菜なのか、果物なのか?
日本でこの質問をしたら、間違いなく「野菜」という答えが返ってくるだろう。トマトの味や分類を考えても、それ以外の回答がないと思って今まで生きてきたのだが、違う回答もあるのだということを知った。
そう、中国では違うのである。
ある時、中国人の友人が、プラム、ぶどうなどの果物と一緒にミニトマトを出してくれたことがあった。
私はミニトマトも大好きなので、美味しく食べたのだが、「なぜミニトマトが果物と一緒に?」と少し不思議に思ったのであった。
その時は、あまり気に止めなかったが、そういうことが何度もあったので、聞いてみることにした。
ミニトマトは果物
「ミニトマトを果物と一緒にするのはどうして?」すると、なんと
「え?だって、ミニトマトは果物でしょ?」
という回答。
えぇぇ!
そうなのだ。中国では、大きいトマトは野菜のカテゴリだが、ミニトマトは果物のカテゴリに分類されるのである。
だから、他の果物と一緒にミニトマトが出てきても全くおかしくないのだ。
スーパーや市場の売り場も
ミニトマトは「果物」なので、当然、中国のスーパーや市場では「果物売り場」に置いてある。中国では、ミニトマトは全く違和感なく果物の仲間入りをしているのだ。誰もそれに異論を唱えることはないし、果物として、受け入れられ、食べられている。
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考えてみたら…
私も最初は違和感を感じたが、まぁ、考えてみれば甘みが強めのミニトマトもある。果物と言えなくもない味がするし、プラムやぶどう感覚でテーブルに出されたら、美味しくいただける。うん…そうか、そうか。そういう考え方もあっていいかもな。
今では、ミニトマトが果物と言っても、まぁ、おかしくはないか、と思うようになった。
しかし、受け入れられないミニトマトの食べ方がある。
それは…
ショートケーキの上にミニトマト!
ショートケーキのイチゴ代わりにミニトマトが乗せられていることがあるのだ。これは受け入れられない。
ミニトマトは「果物」なので、乗せてみたのかもしれないが、なぜ、数ある果物の中からミニトマトを選んでしまったのか?
これはどうしても美味しいと思えない。
やはりミニトマトはミニトマト、糖度はそれほど高くないから、ショートケーキの甘さにはどうしても合わないのだ。
想像してもらいたい。生クリームとトマトを一緒に食べた時の味を…。
そう、まさにあなたが今想像した通りの味がするのだ。(余計な想像させてごめんなさい^_^;)
イチゴがなかったら、他にも甘くて生クリームに合う果物はたくさんあるだろうに。なぜミニトマトが選ばれたのか…。
おそらく、イチゴと大きさが同じくらいで色も同じ赤という共通点だけで採用されてしまったのだろうが、これではミニトマトがかわいそうすぎる。
きっとミニトマトは言うだろう。
「ボクはもっとやれた、もっと美味しく食べてもらえたのに」って。
ミニトマトは美味しい“果物”だ。(と、あえて言っておく)
どんな果物にも美味しく食べる方法がある。どんな果物も、その果物の持つポテンシャルを生かした食べ方ができればいいのに、と思う。
とにかく、
結論として言えるのは、
ミニトマトは中国では疑いようもないほどの「果物」だ、ということだ。
【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます
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この記事へのコメント
bigpaddy
日本料理店で冷やしトマトを注文すると砂糖が添えられてきます。それはまだ良い方で、既に砂糖が振りかけられて出されたら、もう手遅れですね。なので注文する時に、しつこく塩を要求します。それでも砂糖がくる事がありますけど、、
ペッペケ
コメントありがとうございます。
日本料理店なのに…σ(^_^;)ですか。