※2020年4月4日更新
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深セン地下鉄路線図(2019年10月現在)
2016年6月28日、10月28日
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2016年6月28日、深セン市で新しい地下鉄路線が開通した。市内と空港を結ぶ11号線で、今まであった1号線〜5号線に続く、6本目の路線だ。そして、それから4ヶ月後の、2016年10月28日、7号線、9号線も開通。(6、8、10号線は未開通)
この新路線開通によって深セン市内の地下鉄総延長は230キロとなり、中国国内では4番目、世界では10番目も地下鉄路線を持つ都市になったそうである。
ほんの数十年前は数十万人の漁民しか住んでいなかった港町は今や世界有数の巨大都市となったのだ。
深センの地下鉄の歴史を調べてみた
私が初めて深センに来たのは2007年。わずか10年前だが地下鉄路線はほとんどなかった。深センの地下鉄は今に至るまでどんな歴史があるんだろう。
そう思って、少し調べてみた。
深センの地下鉄の歴史まとめ
2004年12月28日、午後3時
この日が記念すべき深センの地下鉄開業初日。1号線(罗宝线)が(罗湖-世界之窗)の区間、
4号線(龙华线)が(福民-少年宫)の区間で運営を開始した。
最初は1号線だけの開通だと思っていたが、なんと2本同時に開通していたのである。
それにしても、2004年はつい最近の気がする。それまで地下鉄がなかったとは…。
2007年6月28日
2年半の空白期間を経て、4号線(龙华线)が皇岗駅(今の福田口岸駅)につながった。
その2ヶ月後の8月15日、福田口岸(イミグレーション)が運営を開始したそうである。
福田口岸ができたのがごく最近と知り、驚いた。まだ10年経っていないのか。深センの発展の速さを感じさせる。
2008年8月15日
それから1年後、皇岗駅の名称が福田口岸駅に改められた。それまでは、福田のイミグレにつながる今の「福田口岸駅」は「皇岗駅」という名称だったのである。
福田口岸、皇岗口岸という二つのイミグレーションがそばにあるので、間違える人が多かったようだが、名称を直したことによって、この問題が解決した。
2009年9月28日
1号線(罗宝线)の白石洲、高新园、深大の3駅が開通した。開通の距離は長くはないものの、通勤で利用する人が多いエリアのため、それまで低迷していた地下鉄利用者数が大幅に増えたそうだ。
2010年12月28日
2011年に龙岗区で行われる学生オリンピックに間に合わせるため、工事が急がれた。この日、
2号線(蛇口线)が(赤湾-世界之窗)の区間、
3号線(龙岗线)が(双龙-草埔)の区間で試験運行を開始した。
試験運行は夜9時くらいで終発だったので不便だったのを覚えている。
2011年6月16日
4号線(龙华线)の(莲花北-清湖)が開通し、今の形になった。深セン北駅に直接アクセスできるようになり、利便性が大幅に向上された。
2011年6月30日
この日は深セン市内の地下鉄が大幅に変更された日である。この日は私もよく覚えている。
1号線(罗宝线)も(桃园-机场东)が開通して今の形になり、
3号線(龙岗线)の(水贝-益田)が開通し、現在の形に。
4号線(蛇口线)も(侨城北-新秀)が開通、現在の形。
そして、
5号線(环中线)の全線開通。
この日に、先日開通した11号線以前の路線が一気に開通したのである。
それまでバスでしか行けなかったところに地下鉄でいけるようになって、すごく便利になったと感じたのを覚えている。
2016年6月28日
そして、先日、深センの地下鉄6線目の11号線(机场快线)が開通。
ついに市内から空港まで地下鉄でアクセスできるようになった。
というか、前回の開通から5年も経っているのか。
2016年10月28日
その4ヶ月後、7号線と9号線の2路線の全線が開通した。これで空港、24時間通れる皇岗口岸まで地下鉄で直接行けるようになった。
深セン市内の路線は全部で8路線となり、ますます便利になったと言えよう。
しかし、通れない地下鉄の入り口もあり、綺麗に整備されるのはもう少しかかりそうだ。
※2017年6月29日更新
この記事を書いてから半年たち現在開通している駅の入口はほとんど使用可能になった。
2019年9月28日
上記更新から3年余り。地下鉄5号線が延伸された。これで、蛇口エリアが地下鉄でぐるっと網羅された。
ものすごいスピード
わずか10年ちょっとで世界第10位の地下鉄路線を有する都市に成長した深セン。今後も16号線までの計画があるそうである。
すごいことだ。全線開通したら世界何位になるのだろうか。
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