中国と日本の麺はどう違う?日本のラーメンはラーメンじゃない?

中国と日本の麺はどう違う?日本のラーメンはラーメンじゃない?
※2018年1月1日更新

中国の麺と日本の麺は違う

麺は日本でも大人気のグルメですね。

私はラーメン、うどん、そば、そうめんなど、麺類全般大好きで、中国でも、日本でも、麺類を良く食べます。

ところで、日本語でいう麺と中国語の麺には違いがあるのをご存知でしょうか?

中国語では、厳密に言えば日本のほとんどのラーメンはラーメンではありません。

どういうことなのでしょう?まずは、中国でいう麺について説明しますね。


中国でいう麺とは?

中国語では、形状にかかわらず、小麦粉で作ったものです。

なので日本でいう普通の麺状のものに限らず、丸い形状のものや包丁で短くカットしたものもすべて「麺」なのです。


小麦粉以外の材料で作ったものは?

一方、小麦粉以外の材料、例えば、米粉、ジャガイモ澱粉などで作ったものを「粉」と呼びます。

日本では、ビーフンを米粉の「麺」、マロニーみたいなものをデンプンで作った「麺」と言いますが、中国語では「粉」と呼びます。

まとめると、中国では、形状にかかわらず、
材料が小麦粉=「麺」と呼ぶ
材料が米粉、デンプン粉など=「粉」と呼ぶ。


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ラーメンはラーメンではない?

麺にもいろいろ種類があります。

例えば、

拉面(ラーメン)
ラーメンの"拉(ラー)"は引っ張って延ばすという意味です。テレビなどで見たことあると思いますが、麺生地を引っ張って、1本、2本、4本、8本…というように細く長く伸ばして作ります。

中国では街角で麺を伸ばしている様子をよく見かけます。

ラーメンを作っている
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すごい技術だね
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動画で
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中国語のラーメンは、"拉(ラー)"、つまり引っ張って作られているものですから、日本のラーメンは厳密に言うとラーメンにはなりませんね。

日本のラーメンはほとんどの場合"拉(ラー)"せずに、機械で切ったり、押し出すように作られているからです。

日本のラーメンは中国語で言うなら、「拉面(ラーメン)」ではなく、「麺」、または「細麺」となるでしょうか。

刀削面(トウショウメン)
大きな麺の塊を専用の麺切りナイフで切り落として作った麺です。

切った麺をそのまま鍋の中に切り落とす技術は素晴らしいの一言です。

太く、短い独特の形の麺ですが、麺は歯ごたえがあり、小麦粉の旨味をしっかり味わうことができるので、私はとても美味しい麺だと思います。

生地を麺棒に巻きつけ、
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鍋に削り落として作ります
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刀削面(トウショウメン)
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猫耳面(マオアルメン)
読んで字の如く、猫の耳のような小さい麺です。丸いマカロニみたいな形です。

こんな形のものは日本語では麺とは言いませんが、これも小麦粉で作っているので立派な麺のひとつです。

猫耳面(マオアルメン)
image.png

「粉」にはどんなものがある?

粉もたくさん種類があり、中国人の胃袋をささえています。

私もよく食べますね。

粉の種類についてはこちらに書きましたのでご覧ください。


中国の食文化はやはりすごい!

さすが中国4000年の歴史で生み出された食文化はすごいです。

麺ひとつとってもかなりの種類があります。

機会があれば、いろんな麺を是非食べてみてくださいね( ´ ▽ ` )ノ



【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます

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