中秋節近づいてきた
中秋節とは、旧暦の8月15日に名月を鑑賞する中国の祝日である。旧暦は新暦とはズレがあり、今年2017年は10月4日が旧暦の8月15日にあたる。
中国では、この日に月の形に似た月餅というケーキを贈り合い、そして食べるのが習慣となっている。
日本で正月の1〜2ヶ月前からおせち料理の予約販売が始まるように、現在、中国のお店ではどこに行っても大量の月餅が売っている。
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月餅は甘い和菓子に似ている
最も一般的な月餅は餡を小麦粉で作った皮で包み、整形したものである。月餅の断面
甘い餡が入っていて、和菓子にも似た味がする。
私にとっては、そのまま食べると甘すぎると感じるが、お茶と一緒だとまぁまぁイケるかな。
最近は変わり種の月餅も増えてきた
ところで、近年、このオーソドックスな月餅以外にも、様々な月餅が売られるようになってきた。中にはこんな変わり種の月餅まである。
オレオの月餅
スターバックスの月餅
スタバの月餅を試食させてもらったけど…味はごく普通。
味は普通だが、スタバマークが付いているというだけで、一箱の値段は598元(1万円弱)とかだった。
めちゃめちゃ高いけど…。買う人はいるんだろうなぁ。
中秋節はビジネスチャンス
なぜ、こんなにたくさんの量と種類の月餅が売られるのだろうか。答えは簡単。売れるからだ。
月餅は金になる。
中国には伝統や習慣を重んじる文化が強く、メンツを重視する人も多い。
それで、中国伝統の祝日である中秋節に、かなり高価な月餅であっても背伸びして購入する人が少なくない。
このビジネスチャンスを各種メーカーが指をくわえて見逃すはずはない。現在、今まで月餅を作って来なかったであろうお店まで月餅を出すようになってきているのである。
中秋節を過ぎたら商品価値を失う
しかし、このビジネスチャンスも中秋節までである。中秋節を過ぎた月餅は、正月を過ぎたおせち料理と同じ。その日を過ぎたら商品価値を失うのである。
月餅メーカーのにとっては10月4日の中秋節までの残り1ヶ月くらいが勝負期間だ。
お店やデパートでは、大量の月餅が何列にも積み上げられ売られている。
それにしても、こんなにたくさんの月餅が売れるのだろうか…
月餅を食べてみたらどう?
特別美味しい!と感じたことは正直ないのだが、季節は感じられる食べ物である。手頃な値段の月餅もあるので、この時期に食べてみるのはいかがだろうか。
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◾️去年、2016年の中秋節の時に自家製の月餅と米餅をもらって食べた時の記事
【この記事はここまで】お読みくださりありがとうございます
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